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[2]分娩開始から息子誕生まで

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いざ分娩室に突入です!シルバーの自動ドアを自分で歩いて通っていきまし
た。分娩室の見学をしていなかったわたしは、古いタイプの分娩台を想像し
ていたのですが、そこにあったのは四角いベッドタイプのものだったので
「あ、結構最新式?!」と思いながらよいしょっとあがろうとすると助産師
さんが「380万円の分娩台第一号やからな!」と言うではありませんか!そ
う、なんと新品の分娩台だったのです〜!なっちょはぴっかぴかまっさらの
分娩台で生まれたわけです。でも新品故に困ったことが…先生も助産師さん
もいまいち操作方法がわかってなかったのです!四角いベッドですが足を乗
せるとこがあります。そこの動かし方がわからないようで何度も足ががくん
がくんとなり、先生は「あれ?あれ?ごめん〜」と言いながら操作方法を探
ってました(-_-;)…使う前にマニュアルくらい見といて欲しいものです(笑)
なんとか先生と助産師さんが操作できるようになり、改めて分娩開始です。
この時点でこれまであった痛みや苦しさはほとんどなくなってました。「陣
痛の波がきたらいきんで」と言われましたが、はっきり言って陣痛がほとん
どわかりませんでした(-_-;)。でも、わたしから見て右に助産師さんがいて
陣痛をモニターしていてずっと波形を見てるのですが、陣痛がくるとわたし
の方を向く、というのに気付いたので、それに合わせていきみました(笑)。
もう全然痛くもないし苦しくもなかったです。なので7回くらいいきんだ後
でしょうか、先生に「切るから〜」って言われたとき「え〜切んのぉ?」と
普通に嫌そうな顔して訊いてました。「うん、初産婦さんは切った方がいい
なぁ…その方が早くきれいに治るし」と言われて「わかった、じゃ切って」
と返事をしたのですが、その後いつ切ったのか全くわかりませんでした。な
んででしょう…?よくバチン!って音がするとか聞きますが、わたしは気付
かなかったです。でそのあと1、2回いきんだでしょうか、やっと息子が出
てきました〜!出てくる感じはちゃんとわかりましたが、全く痛くもかゆく
もなかったです。先生と助産師さんが振り返って時計を確認します。「6時
29分ね〜」 無事息子誕生です!「18時18分狙っててんけどな」と言った
のは助産師さんでした(笑)。なっちょを取り上げてくれたベテラン助産師さ
んは、なにもかも「上手い!」のがよくわかって安心な人でした♪生まれた
ばかりの息子はわたしの腕に乗せられました(でもシート越し)。わたしは看
護師さんが写真を撮ってくれているのにも全く気付かないまま息子を見つめ
続けていました。「おかーさん、赤ちゃんずっと見てはる〜(笑)」と言われ
てやっと気付いてカメラ目線のも撮ってもらいました。気付かなかったのは


生まれたて
ほぎゃほぎゃと泣く生まれたばかりの息子

感動してたからだと思います?
いや〜ちょっと違うんですよ。
もーね、す〜っっんごく「不思
議」な感覚だったのですよ。さ
っきまでお腹の中にいたベビが
出てきて腕の中にいる、その事
実が「不思議」で。今までこん
なに「不思議」を感じたことな
かった、ってくらい。だから心
の底から不思議そうな顔して写
真に写ってるのですが、かなり

まぬけ顔です…(笑)。さて、この後の初乳・縫合のあたりはちょっと順序の
記憶があやふやで、実際と違うかもしれません〜(>_<)。息子は一旦軽くき
れいにされてからまた戻ってきて初乳を飲みました。これも不思議なのです
が、ベビはいきなりちゃんとおっぱいを飲もうとするんですね〜。すごいで
す。とそのあたりで看護師さんがやってきて助産師さんに「あの…ご家族がた
いそうご立腹なんですけど
」と小声で言っているのが聞こえました。…誰?誰が
ご立腹なの?とわたしは不安になったのですが、お義母さんだったみたいで
す。息子が生まれてもう少したっていたので「まだ会えないのか」と。でも
面会時間以外に生まれたら会えない病院なので、前もってそう伝えたら「わ
かった」って言ってたのに〜。(ダンナさんはどのタイミングでかわからな
いのですが、早い段階で息子を抱っこして写真を撮ってもらってました)そ
の後息子は看護師さんに連れて行かれ、わたしは麻酔を打たれ縫合です。こ
れが長かった〜!麻酔はしているもののちょっと痛かったので余計に長く感
じましたです…。痛いし長いしで「まだ?!」と言ってしまいましたよ、わ
たし。でも先生は無視…つらかったぁ(T~T)。結構中に細かい裂け目が何カ
所もあったみたい…これが頑張っていきみをがまんしなけれがならない理由
です。(でもあとで助産師さんにきいたところによるとこの先生が一番縫合
が丁寧できちんとしてくれる、と言ってました)縫合も終わりしばし休憩し
た後、看護師さんに手伝ってもらいながらパジャマに着替えました。もう疲
労困憊よろよろなのでやっとこさ、って感じです。その時に看護師さんが
「どうでした?安産だったと思います?」ときいてきたのです。「うん、そ
う思う。安産だった!」と何の迷いも無く出てきた自分の言葉にわたしは驚
きました。確かに陣痛はものすごく大変だったけど問題は無かったわけだし
分娩自体はそんなにしんどくなくて、もっとかかると思ってたのが分娩室に
入って30分で息子は生まれたので「安産だった」と言えたんだと思います
着替えた後は分娩台から這うようにして隣に置かれたベッドに移動し、やっ
と外に出られました。外にはダンナさんとお義母さん義妹ちゃんが待ってい
てくれました。お義母さんは涙ぐみながら「大変だった?よく頑張ったね、
おめでとう」と何度も言ってくれました。わたしも泣けちゃってこくこくう
なづくばかりで言葉が出なかったです。ダンナさんも頭をポンポンとしてく
れました。ほっとした瞬間です。

わたしたちは立ち会い分娩ではな
かったですが、これでよかったな
〜と思っています、わたしは。ダ
ンナさんは陣痛で苦しい間ずっと
そばにいてくれました(内診の時
だけ追い出されます)。よくだん
なさんはいてもじゃまだったとか
マッサージが的外れで怒鳴っちゃ
ったとかっていう経験談も聞きま
すがわたしはいてくれてよかった
と思っています。とゆーかいてく


ひなた

れないとわたしはきっとダメでした。側にいてくれる、その事実が必要でし
た。なんと言っても精神的に安心感が!もちろん、腰をマッサージしてくれ
たり、声をかけてくれたり、後半は肛門を圧迫してくれてました(これとて
も重要!!)。わたしの場合、分娩中はダンナさんにいて欲しいとは全く思
いませんでした。苦しくもつらくもなかったので必要なかったです(笑)。で
もベビ誕生の瞬間に立ち会いたい!という気持ちがある方はもちろんいいと
思いますよ。ほんとに驚きのすばらしい瞬間なので…。
さてさてこれからベビとの入院生活のはじまりです。出産の後がこんなにあ
ちこち痛いのだと「誰も教えてくれんかった!〜」と言い続ける日々の始ま
りです…(笑)。

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